アンチエイジな生き方としなやかな暮らしを彩るセンプレの「ありそうでなかった」着心地のよい普段着「ありそうでなかった」着心地のよい普段着 センプレ SEMPRE はイタリア語で <いつもいつも、日常という意味> こんな普段着がほしかった! センプレは「ありそうでなかった普段着」を提案します。センプレのモットーは「一番長く過ごす普段の生活を大事に」 着ごこちの良い素材とシルエットにこだわった服づくりをします。

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薄いベージュの色留袖に伊達衿、袋帯の正装の受付の人。

一つ紋の角通しの江戸小紋に名古屋帯、ビーズの半襟で少し遊びを入れている人。

小紋に大柄小紋の羽織姿の人。

ブルーの小紋に朱の帯の人。

人それぞれいろんなおしゃれで、出席です。

私は今回、紫根染めの絞りの紬に渋い赤のちりめんの染帯。

柄は大好きな雪輪に染め鹿の子。

帯揚げは白地に赤い梅の絞り柄で、少し遊んでみました。

今回で2度目の着物なのに、皆様初めて見たという人ばかり。

帯を変えると着物の印象がガラリと変わるので、

魔法のように新しい着物に見えるようです。

そういう反応を得られることも和服の醍醐味です。

紫根染めは、滅多に市場に出てこない、

天然染料の紫根で染めた紫色の着物。

購入した時より、色が落ち着いてきたような気がします。

季節を感じない分、帯次第でいろいろ着こなしが楽しめるので、

これからも出番の多い着物になりそうです。

着物は、その場所と洋服姿の人達から浮かないように考えながら、

着物と帯を選ぶとともに、

袖の振りからチラリとのぞく長襦袢に始まって、

帯揚げ、帯締めのコーディネートを考えます。

小物類を数多く持っているわけではないので、

縦横、ときに斜めとあれこれ思いめぐらし、

持っている中で、最高の組み合わせを考えるのは、至福の時です

 

長襦袢の魅力

頬に感じる風の冷たさから、12月を実感します。

昨日で今年の展示会も終わり、精神的にホッとしているところですが、

デザイン関係の仕事は残っているものがたくさんあり、時間との競争になりそうです。

そうは言っても「忙中閑あり」で、今年中に後1回くらいは着物で外出する日を作りたいと思っています。

ふだんに着る着物の、紬とかお召しに合わせる長襦袢に凝っています。

20代の頃、

紅い長襦袢に憧れて呉服屋さんで長襦袢地を染めてもらいました。


麻の葉模様の大島紬など渋い着物に合わせて愛用しています。

袖の振りからチラリと覗く紅が印象的です。

洋服の下着には凝らない性質ですが、着物の下着には思い入れがあります。

袖の振りから見えることを考えると、着物とのコーディネートを強く意識します。

着物に合わせて長襦袢を変えるなんて本当に贅沢なおしゃれだと思います。



 

 紫根染めの着物

 久しぶりに高校時代からの友人と、銀座で待ち合わせて食事をしました。

 彼女と会うときは、「着物着用」と暗黙の了解になっています。

 街着としての、ふだん着物を着こなして会いましょうと決めています。

 今回の着物は、中々手に入らない「紫根染め」の紬です。

 白山紬を紫根の染料で絞ってあり、軽くふんわりした着心地です。

 アンティーク着物を扱う知人からのお勧めで購入しました。裄と身幅が大きかったので、サイズ直しをしてもらいました。

 帯は20年近く前に人目惚れで買った「お七帯」です。着物が地味でも、帯で色を添える着方に憧れて購入しました。

 偶然、紫根の紫には芥子系の帯が合うと思い、私にしては少し派手な組み合わせですが、

銀座というシチュエーションにあわせて思いきって着てみました。


 帯揚げは金茶色で、来年の干支の兎の柄です。

 長襦袢や帯揚げは、本人しかわからないおしゃれ心を満足させてくれます。
 




 

 
米沢織りの道中着を羽織りました。
 

 友人は紺地の「琉球絣」の着物です。

着物に凝り始めの頃に作った着物です。

 帯はグレイがかかった古代紫の地に来年の干支の兎の刺繍です。

 全体が黒っぽいので、帯締めの薄いグレイが、アクセントカラーになりとても洒落た組み合わせになりました。


        
 
帯付きにパープルのストールで

  
着物リメイク


 先日職出しした、着物リメイクのボレロとスカートが上がってきました。

 いい感じに柄がとんで、花がすべて上向きにセットされ贅沢な仕上がりになりました。

  洋服用のシルクと比べると着物は地厚で生地がしっかりしています。


 着物は生地に力があるといつも感じます。

 当然仕立て映えがします。

 そういう点を考慮して、今回のボレロは内コバ仕様にしました。

 表にステッチを見せない仕上げにして、生地の持つふくらみを生かすようにし手あります。

 七分袖の袖口は 前裾の丸いカットと同じスリットにして優しい感じに仕上げました。


 スカートは、36センチ巾の着物地を5丈使用して、

 ヒップより下の位置まで縫い止めたソフトタックにしました。

 分量が大げさすぎず、はきやすいシルエットになったと思います。

 タックの見え方も、ひと工夫してあります。



 新春を祝うお正月のお出かけにピッタリのセットアップに仕上がりました。


 制作者としても、イメージ通りに上がり、嬉しい限りです。


 


着物に目覚めて

 20代の後半に着物に目覚めて、少しづつ自分の収入の範囲で揃えてきましたが、最初は何もわからないまま、ただきれいと感じただけで購入してしまい、失敗も数多くしました。

 その頃は、着物は「フォーマル」なものという思いこみから、訪問着、付け下げという柔らかものばかりに目がいってしまい、普段に着るような紬などに興味がもてなかったので、ずいぶん無駄な買い物をしてしまいました。

 漸くたって、着物は「日常の気分を変えて、おしゃれをしたいときに着る」というコ ンセプトに行き着きました。

 友人と食事に行くとか、展覧会やコンサートに行くときにおしゃれ着として身近に着られるタイプのものを求めるようになりました。


 洋服に当てはめてみると、小紋や付け下げは、プリントのエレガントなワンピースという感じでしょうか。

紬の織り柄は、さしずめチェックやストライプのシャツワンピースという感覚でとらえています。

着物の楽しさは洋服に勝るとも劣らない、コーディネートの面白さだと思います。

着物と帯をメインに帯揚げと帯締めの取り合わせに、洋服ではありえない組み合わせが着物ではあたり前であり、それがまた素敵に見えるんです。

和服独特の柄と柄の組み合わせ、反対色や中差色配色の配色の美しさ


着物好きが高じて、自分で縫って見たいと思うようになり、和裁のお稽古に通うようになりました。


着物姿の美しさは年齢を重ねたほうが素敵に見えると思っています。