SEMPRE センプレは「ありそうで無かった普段着」を提案します。一番長く過ごすふだんの生活を大事に、着ごこちの良い素材とシルエットにこだわった普段着

 
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普段着日記                               

 
  
<バックナンバー>
・ふろたりあんのギン 
・モノトーンの猫
感動をありがとう!
・春来たり ご近所の猫
・冬の夜の熱燗
・花を食する秋
秋の気配
夏到来洗濯日和
梅雨の楽しみ
センプレのこだわり

・ふだん着の味ごのみ

              

 旅立ち

 ようやく秋の気配を感じ始めた9月21日の朝、天寿を全うしてギンが天国に旅立ちました。

 この日は猛暑がぶり返し朝から真夏の暑さでした。

 お気に入りのお風呂場の床で眠るように逝ってしまいました。

 いつかは別れの時が来ると覚悟はしていましたが、

 心にぽっかり空いた喪失感はどうしようもありません。

 


 
   ギンニョン  22年間本当にありがとう!     

 脇息代わりに蛇口のコックに頭をもたせかけて   スリスリするのがたまらなく気持ちいい ふろたりあんのギン 

子猫の頃から、お風呂が大好き!

浴室のドアを開けたとたんにどこからともなく、スルリと入りこんでくるのが日課です。

齢のせいで、ヒラリとバスタブの蓋の上への着地は難しくなったけれど、何度もためこんで、それでも自力で這い上がってくつろいでいます。

夏は涼を求めて、お風呂の床に寝そべっているためか、石鹸の香りのするおしゃれ猫です。



 
 
シャワーの水滴を舐めるのが大好き!
  お風呂のあとはマイ座布団で一休み




 22歳と高齢ですが、まだまだ気はしっかりしているし、
 元気です。

 今年の夏も無事、越せるといいな

 
        ひときわ立派なひげのボンド
モノトーンの猫

 ソックスをはいているように見える黒白の”ボンド”と”ぴ〜ニャン”は、藤野家の血のつながらない兄弟猫です。
 
 

 ボンドをいじめてご飯を横取りするので、しょっちゅう外に出されてしまうぴ〜ニャンです。







 
ご飯大好き ぴ〜ニャン    背中の水玉模様が個性的な、外猫の”みやびちゃん”。
とっても人なつこくて可愛いのでみんなに愛されてます。

                みやび
 猫ちぐらにはまったふくちゃん

 藤野家の猫達用にせっかく買ったのに小さくて入らないため、我が家にまわってきた<猫ちぐら>。

ぎんもあいも充分余裕で入るけれど、好きじゃないみたい、、、

いっぱい一杯のふくが入ってくれましたが、中で方向転換がとてもたいへんなんです。バックで入っております

感動をありがとう!
 

 母校でファッションデザインの非常勤講師をしている関係から、毎年卒業式に出席していますが、今年は特に印象深い式でした。

 謝恩会から二次会に場所を移動したところで、思いがけず学生から先生一人一人に可愛いミニブーケと手作りのメッセージカードを授与されたのです。

 卒業製作の作品作りではとことん先生にしごかれつつも、就職活動では悉く内定をもらえず、先の見えない状況で迎えた卒業式だったと思います。

 ともすれば卒業を祝ってもらうのが当たり前のはずなのに、彼らはすべての人に感謝するという気持ちになり、それを皆でこいう形で表現したのです。

 

 



  家に帰り改めてカードを開いて見ると、学生一人一人の顔写真とイラスト付きの一言メッセージが丁寧に書き込まれていて、読み進むうちに胸がじんと熱くなりました。

 世の中の不況が学生たちにこのような心配りや優しさを育んでくれたのだとしたら、、不景気もそうそう悪いことばかりじゃないかもしれないと感じました。

 今のこのまっさらな気持ちをいつまでも忘れないでほしいと思いつつ、社会で大きくはばたいてほしいとせつに願っています。







  
春来たり ご近所の猫

 今年も春の訪れとともに、花粉症に悩む時期となりました。

そうはいっても寒いのが嫌いな猫にとっては、待ちに待った季節の到来です

今回は春の陽気に誘われてくつろぐ我が家の猫とご近所の猫さんたち、一挙公開です!


   
   お日様が一番気持ちい〜い!
   ご近所といっても、広い意味でのお隣、東京は池袋から参加のミケちゃんで〜す

 同じく池袋より

 デブちゃんと声をかけたら,無視されました・・・・!
 
   年中花粉症っぽい鼻炎の福ちゃん、ティッシュが手放せません 
   おしまい


冬の夜の熱燗


気象庁の長期予報では暖冬という発表だったのですが、雪が何度も降ったりして、気温の低さを実感した今年の冬でした。

冬の夜のお楽しみは熱燗に限ると、土ものというか焼き物の徳利を使って電子レンジでお燗をしていたら、お酒が濁るという自体が発生してしまったのです。

電子レンジは磁器のものでなくてならないと気づき、どうせなら徳利も時代劇にでてくるような、白くて細長くて首がきゅっとくびれているタイプのものがいいなとイメージを膨らませ、合羽橋商店街に捜しに行き、まあまあのデザインの徳利を購入しました。

レンジでチンする熱燗は手っ取り早くて良いのですが、お酒の冷めるのも早い。
そんな時に新聞の記事で、「熱燗の楽しみ方」を知り、実践しています。

薬缶にお湯を沸かし、蓋をとりお酒をいれた徳利を漬けて2〜3分。徳利の表面が汗をかいた状態になったら、薬缶ごと食卓に移動させます。

ぐい飲みにお酒をそそぐ度に、ゆらゆらと湯気の立つ薬缶に徳利を戻すと冷め難く、最後までおいしく飲みきれます。

薬缶を食卓にもってくるのは風情が無いという方もおられると思いますが、私はいちいち台所に立つことを考えると食卓薬缶派になってしまいます。

猫を膝に抱きながら、しめ鯖などを肴に熱燗が一際おいしく感じられる寒〜い冬もまた良いものですね。

春はもうそこまで来ています。
 
 椅子で丸くなるアイ
 
  コタツの中が大好きなフク

 
花を食する秋

食用菊は黄色の菊より、紫色の菊の方がおいしいといわれていますが、
今回は私の故郷の食用菊 ”もってのほか” とズイキの茎の胡麻和えをご紹介します。


むらさきの花びらとズイキのグリーンの色合いがとてもきれいな和え物だったと子供心に目と舌で覚えている季節の和え物です。

<材料>

ズイキの茎 1〜2本 食用菊1パック
白炒りゴマ 大匙1 味噌大匙1 砂糖大匙1
料理酒小匙1  食酢少々


ズイキの干したものは <芋がら>といいますが、秋にかけて成長したズイキの茎は1メートルくらいの背丈になり、茎の太さも直径3センチ位で緑の色も鮮やかです
外側の茎の硬い部分は皮を剥き、中の<シンコ>は柔らかいのでそのまま、鍋の大きさに合わせてカットして、塩を少々入れた湯で茹でて冷水にさらします。

菊の花びらだけを丁寧に摘みとります。
部屋中に芳しい菊の花の香りがたちこめ、幸せな気分になります。
お酢を入れた熱湯で花びらをさっと1,2分湯がき、冷水にとります。
湯がくとき、花びらが鍋肌に張り付いてしまうので、後処理が楽なように私は金ザルにいれたまま湯がいて、そのまま水にさらしてます。

白炒りゴマをすり鉢で摩り、味噌と砂糖と、煮きったお酒を加え、すりあげて和えごろもを作ります。

食べやすいように4〜5センチの長さに切ったズイキと花びらを、ざっくりと水けを絞って合えごろもと合えて完成です。




   
 

秋の気配

暑い暑いと思って過ごしていたら、いつのまにか季節は秋に変わりつつありました。朝の通勤電車の窓から見えるビルの間の空は、いわし雲に縁取りされた秋色の青。肌に感じる空気もひんやりとして半袖では薄ら寒い感じです。

 今朝実家の母から届いた宅配便の中身は、秋茗荷に秋茄子、掘りたての泥付き人参と手作りのお赤飯。

 久しぶりに「人参のきんぴら」を作ろうと思います。人参嫌いの人にもお勧めの人参くさくないきんぴらです。

<材料>

 人参(中くらいの大きさ)一本 シラタキ一袋
 にんにく一片 鷹の爪一本 ゴマ油
 砂糖小さじ1 醤油大匙1 酒大匙1 いりゴマ大匙1   

<作り方>

 人参は縦5センチ位の千切り、シラタキは下茹でして食べやすい大きさにざく切りにしてざるに上げ水を切っておく。にんにくはすりおろし、鷹の爪は種を取って細かい輪切り(調理バサミで切ると楽チンです)

 鍋にゴマ油を熱し、おろしにんにく、鷹の爪を香りがでるまで炒める。次に人参を入れて1〜2分火が通ったら、シラタキを入れて全体に油がまわるように炒める。砂糖、醤油、酒を入れて汁気がなくなるくらいまで煮詰めて火を止める。仕上げにいりゴマをたっぷりと振ります。

 醤油はお好みでたりなかったらたしてください。薄口醤油と半々で使用すると、人参の色がきれいに仕上がります。

 にんにくの香りが人参くささを消し、少量の砂糖が人参の甘みを引き出すようで男性にも好評です。

 人参は油と一緒に摂取するとカロチンの吸収率が良いそうです。

 今晩のおかずの箸休めにいかがでしょうか?

 

 

 
     
 

夏到来洗濯日和

 格別長かった梅雨もようやく明けて、夏本番。北国生まれの私は暑さで溶けてしまうんじゃないかと、本気で思ってしまうほど暑いのが苦手。そうはいっても亜熱帯化したような関東地域で暮らしている限り、猫と一緒にぐだぐだ伸びきっているわけにもいかないので、ここは気持ちを入れ替えて洗濯に励んでみる。夏の太陽の下、どんどん洗濯物が乾いていくのが気持ち良い。

 ところで、洗濯機は大半が全自動の世の中だと思いますが、私二層式にこだわっています。洗うものを大まかに分別して分け洗い、汚れの度合いによる洗濯時間の長短の設定、すすぎも泡ぎれを目で確認しないと気が済まないという性格故、時間がかかっても二層式でないとだめなのです。類は友を呼ぶのか私の周囲の人、結構二層式派が多いです。

 洗濯物の干し方も、夏の強い日差しを考慮して、なるべく色褪せしないように裏表に干します。そしてTシャツ類はアイロンがけしないで済むようにハンガー干しが鉄則。ただし、布巾とランチョンマットは面倒でも熱殺菌効果を得るためアイロンをかけます。

 先日ふと思ったのですが、<布巾の洗い方>皆様どうされてますか?
ある友人は、石鹸で手洗いして乾かしてそのまま使用するとのこと。確かに布巾ソープも、布巾スタンドも台所グッズで目につくから、そうなのかもしれない。布巾を洗濯機で洗っちゃう私は相当変わり者?ぜひ皆様の布巾の扱い方法教えてください。

 さて洗濯後のお楽しみは、猫と一緒にねこの額ほどのわが庭を見まわり、ブルーベリーを20個ほど収穫してアイスクリームにトッピングしたり、運がよければ茗荷を1,2個発見して素麺の薬味に刻んだりと、収穫の喜びと食欲を満たすことにまい進する夏の昼下がりです。

     
 

 

梅雨の楽しみ方

 関東もしっかり梅雨入りして、不安定な曇り空が続いています。うっとおしくていやな気分になりがちですが、お肌には適度な潤いが出来て乾燥肌の私としましては、悪いことばかりではありません。庭の紫陽花もどんどん花の色が濃くなって毎日表情を変えています。

 そうはいっても、雨の日の外出は億劫ですよね。余分に傘を持たなくちゃいけないし、靴は濡れるしでどうしようと思い悩むことばかり。私はすごい雨降りのときは、乗馬の練習用のロングブーツを履きます。ゴム製なのでどんな雨でもヘイチャラ、水溜りには率先して入っちゃうくらいです。ただひとつ難点なのは、日本人の足の短さが災いして、膝下の長さが足りないのでつっかえるのです。あと1センチブーツの丈が短ければ言うこと無しなのですが・・・

 このブーツの優れているところは、長靴っぽくないので途中で雨が上がって晴れても、穿いていておかしくないところ。そう、一番困るのは、重装備で長靴はいて出てきたのに、帰りにすっかり晴れ上がっちゃったときなんです。今年はうれしいことに、カラフルで楽しいレインブーツがたくさん出ているので選びがいがありそうですね。

 もうひとつとっておきの傘。実はもったいなくて、まだ2回くらいしかさしてません。傘の柄の部分がリアルな猫の顔になっていて、傘を開くと白地に黒の足袋猫の顔が大きく描いてあります。これをいつ差そうかと考えるだけでワクワクして、雨の日の憂鬱もふっとぶのです。

 
   
       
     

   

センプレのこだわり

 家で仕事をするようになって、早9年。当然ながら、一年ごとに年もとり、押しも押されぬ中年世代となりました。

 楽だからといって、一日パジャマのままで仕事をするほど達観してないし、第一仕事モードに頭を切り替えられない。かといって、いわゆるジャージィの上下で、ファッションをまるっきり捨てた人にも絶対なりたくない。ましてや、私の仕事はファッションにかかわる仕事なのだから。

 家にいると、他人と接触する機会がほとんどないかというとそんなことは無く、マンションに住んでいると、朝のゴミ出しや、集合ポストに新聞を取りに行くだけで、他の住人とばったり会う機会が少なくないし、そんなときだらしない格好をしていると、恥ずかしくなってしまう。

 訪問者も多い。宅配便や郵便屋さんと玄関先での応対だけとはいえ、ノーブラで堂々と印鑑を渡せるほど開き直れない。仕事に集中しているときに、打ち合わせでたずねてくる人もいる。そんなとき、わざわざ着替えるのも億劫。いつも身ぎれいにしていれば問題ないことなんだけれど、こういう生活にピッタリの服って.....
ありそうで無いんです。

 いろんなブランドにひとつや二つはあるのかもしれないけれど、そんなコンセプトで企画しているブランドって、私の知る限りみたことがない。周りを見渡せば私と似たような生活パターンのミセスが大半だと気づいた。年に何回も着ないスーツより、ふだんに着る丈夫でしゃれた服の方が必要大なんです。サラリーウーマンにとって会社が舞台なら、ミセスには家の中や近所のスーパー、日常生活そのものが舞台なんです。地域密着型ワンマイルウエア。そのステージで着るぴったりの衣装を、流行もちょっぴり意識しつつ、年とともにわがままになっていく体にフィットする優しい服を作っていきたいと思っています。

 
   にゃんともそうね!
 

ふだん着の味ごのみ その1

<ふき味噌

 十何年ぶりの大雪で雪国の故郷に遅い春が、やっと追いかけてきて、芽を出したばかりのふきのとうが我が家に届いた。仕事に追われてとりあえず冷蔵庫の中に押し込んだものの、あくの強い香りが消えてしまうようで気が気でない。いつもより早く起きて<ふきみそ>の下ごしらえを始めた。

 流水できれいに洗い、変色した葉っぱや根元を切り、沸騰した鍋に放り込む。台所中ふきのとうのあくの強い香りでいっぱいになる。5,6分茹でて火を止め、そのまま半日ほどおく。あくがでて水が茶色に変わるので、2,3度水を換える。その後水を適度に絞って粗みじんに切っておく。鍋を火にかけサラダ油を大匙一杯ほど入れ、ふきのとうを入れて炒める。火が通ったら、味噌(我が家は自家製米麹味噌)と砂糖を半々位の割合で入れて、好みの味に練り上げていく。砂糖を加えるとゆるむので弱火でゆっくり水分をとばし、適度なかたさになったら火を止める。

 熱々のご飯にのせていただくと、口のなかいっぱいに春の香りがひろがります。お薦めはふきみその焼きおにぎり。野趣満天です。当分春の味を楽しめそう。次回手に入ったら、先日新聞に載っていた<ふきのとうのパスタ>にトライしてみようかと思っています。



春はにゃんとも眠いにゃ〜