冬の夜の熱燗
気象庁の長期予報では暖冬という発表だったのですが、雪が何度も降ったりして、気温の低さを実感した今年の冬でした。
冬の夜のお楽しみは熱燗に限ると、土ものというか焼き物の徳利を使って電子レンジでお燗をしていたら、お酒が濁るという自体が発生してしまったのです。
電子レンジは磁器のものでなくてならないと気づき、どうせなら徳利も時代劇にでてくるような、白くて細長くて首がきゅっとくびれているタイプのものがいいなとイメージを膨らませ、合羽橋商店街に捜しに行き、まあまあのデザインの徳利を購入しました。
レンジでチンする熱燗は手っ取り早くて良いのですが、お酒の冷めるのも早い。
そんな時に新聞の記事で、「熱燗の楽しみ方」を知り、実践しています。
薬缶にお湯を沸かし、蓋をとりお酒をいれた徳利を漬けて2〜3分。徳利の表面が汗をかいた状態になったら、薬缶ごと食卓に移動させます。
ぐい飲みにお酒をそそぐ度に、ゆらゆらと湯気の立つ薬缶に徳利を戻すと冷め難く、最後までおいしく飲みきれます。
薬缶を食卓にもってくるのは風情が無いという方もおられると思いますが、私はいちいち台所に立つことを考えると食卓薬缶派になってしまいます。
猫を膝に抱きながら、しめ鯖などを肴に熱燗が一際おいしく感じられる寒〜い冬もまた良いものですね。
春はもうそこまで来ています。
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椅子で丸くなるアイ
コタツの中が大好きなフク |
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